トランクルームに保管できる荷物とできない荷物

2022.09.22
収納・保管

考える女性

 

 

トランクルームを利用されているお客さまから、よく耳にするのがつぎのような感想です。

 

「家の建て替えのため、一時的な荷物の保管場所として使っていました」

「引っ越しで出た余計な荷物の置き場所に困り、廃棄処分にするかどうかを決めるまでの短期で契約することにしました」

 

このような感想のあとに共通してつづくのが、「しかし、トランクルームを使ってみると、とても便利なのでこのまま利用することにしました」です。

 

短期間の利用を考えていたお客さまの多くが、トランクルームの利便性に気づいて継続的に利用されているケースが多々あります。

もちろん、当初の予定どおり短期契約で終了されるお客さまもいらっしゃいますが、「トランクルームは一度利用したらやめられない」といってはいいすぎでしょうか。

 

では、どんなところがトランクルームを利用するうえでの魅力になっているのでしょうか。

やはり、トランクルーム本来の役割である余分な荷物を保管できることで、お家のなかがすっきりするといった感想が多いようです。

また、趣味の品々や利用者によっては商品在庫の保管場所にするなど、いろいろな荷物を預けておけるところが魅力になっています。

 

荷物の整理整頓に使い勝手のいいトランクルームですが、どんな荷物でも保管していいわけではありません。

これはお客さまがトラブルに巻き込まれたり、他のお客さまに迷惑をかけたりしないためにもご理解いただかなけれならないことです。

 

お客さま同士はもちろんのこと、運営会社と揉めごとが起こらないように保管して大丈夫な荷物、ダメな荷物はしっかりと理解するようにしましょう。

 

そこで保管が禁じられている荷物ですが、つぎのようなものがあげられます。

 

・動植物や食品類、酒類、異臭や悪臭を発生する産業廃棄物や汚染物、腐敗物。

・ガソリン、灯油、塗料、ペンキなどの可燃物や危険物類。

・刀剣類、銃器、麻薬などの法律によって所有や保持が制限あるいは禁止されているもの。

・磁気を発して他の保管品に影響を与える物品や磁気テープ、磁気ディスクなど磁気の影響を受けやすいもの。

・現金、通帳、印鑑や各種金券、有価証券など。

・遺骨や遺灰などに類するもの。

・貴金属や宝飾品などの貴重品。

・絵画や彫刻、骨董品などの美術品。

・高価な衣類や家具、機器類など。

 

運営会社によっては、さらに保管禁止の荷物がありますが、トランクルームのタイプを問わず、おおむねこれらの荷物がNGになっているようです。

 

しかし、こうして見てもおわかりのように、一般常識と照らし合わせれば納得できる品々ばかりではないでしょうか。

 

ただ、ちょっとうっかりしがちなのが、灯油のストーブです。

灯油を抜かずに収納するのはNGになります。同様に他の灯油製品を保管する際は、しっかり灯油を抜いてから収納するようにしましょう。

 

キャンプやバーベキューのときに使う炭や着火剤も注意が必要です。

NG荷物のリストに入っていなくても、燃料なわけですから危険物等として扱われることが懸念されます。

契約時に炭や着火剤の保管がOKかどうか、運営会社にしっかりと確認しておくようにしましょう。

 

うっかりミスが起こりやすいのが、磁気関係の荷物かもしれません。

磁気商品というとネックレスなど健康関連の装飾品がありますが、おそらくは他の保管品に影響をおよぼすほどの磁気は発していないはず。

ですが、磁気商品を保管する場合は、念のため運営会社に確認しておいたほうが無難かもしれません。

 

あとは高価な衣類や家具、機器類などの「高価」がどれくらいの基準かどうかがわかりづらいところ。

しかし、これも一般常識になるのではないでしょうか。

 

たとえば、ン十万円もするような毛皮のコートは自宅においておくはずです。

 

ちなみにトランクルームの運営会社では、偶発的に発生した不可抗力の被害に対し、盗難保険や火災保険をかけているところがあります。

お客さまのたいせつな荷物が被害を被ったときの補償サービスではありますが、補償額には上限があります。

運営会社によってバラつきがあり、補償額の相場はおおよそ30万円から50万円程度がほとんどのようです。

 

となると、なんらかの事情によって保管していた荷物が損害を受けても、上限で50万円しか出ないことになります。

こうした点からも、「高価」の基準をご自身で判断することが大事になってきます。

 

また、大前提として、トランクルームに保管してある荷物の管理は、お客さまご自身がおこなうことになります。

 

宅配型トランクルームはお客さまの荷物をお預かりして保管するため例外ですが、屋外型ならびに屋内型トランクルームの利用に際しては、お客さまが荷物を管理しなければいけません。

 

これは宅配型トランクルームのように、荷物の預かりサービスをおこなっているわけではないからです。

わかりやすくたとえれば、マンションやアパートの部屋を借りているのと同じです。

賃貸物件の部屋はどのように利用してもかまいませんが、そこには騒音禁止やペット不可などのルールがあります。トランクルームもそれと同じです。

 

ルールを守って、トランクルームライフを充実したものにしていきましょう。

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