トランクルームを借りることで得られるメリットについて
トランクルームを借りる前に考えておくべきこと
トランクルームを借りる前には利用目的をはっきりさせておくことが大切です。そうでなければ借りるメリットがないばかりか、かえってデメリットが生じる可能性もあります。
まず、借りる目的によって屋内型がよいのか、それとも屋外型でよいのかをはっきりとさせます。例えば季節の衣類や布団を預けるのでしたら屋内型が適していますし、引っ越しのために一時的に家具や大きな物を預けるのであれば屋外型、しかも駐車場がある方がよいということになります。このように利用目的によって選ぶべきトランクルームの種類は変わってきます。
目的が明確になれば、次に家に近いかどうか、駐車場があるかどうかなど立地条件を検討します。例えば、預ける物が頻繁に出し入れする必要がある物であれば、家から近い方が便利です。貴重品あるいは湿気やかびに弱い物であれば多少離れていても空調システムが整ったところの方が安心です。
また、キャンプ用品や草刈り機など特定のシーズンで必要になる物や大型の物であれば、車に積み込むことを考えて遠くても駐車場のあるところを検討するべきです。このように、借りる前に何を預けるのか、どのようにトランクルームを使用するのかによって、設備も含めた立地条件を確認し選ぶようにしましょう。
トランクルームを借りるメリット
トランクルームを借りるメリットはいくつかあります。まず季節によって使わない物を預けることができることです。時期的に使わない物を預けるだけでも、家の中にスペースを確保することが可能になります。物が増えると家の中の収納スペースを圧迫してしまうだけでなく家の中が狭く感じてしまいます。それらを預けることで家の中に自由なスペースを確保することができるのは大きなメリットです。例えば、バーベキューやキャンプ用品、スキー用品のように、1年のうちでもほんの一時期しか使わない物はかなり場所をとります。これらの物を収納するためにトランクルームを活用することで、頻繁に利用する物を家の押し入れに収納できます。
次にメリットとして考えられるのが、自分の趣味の物を預けることができるということです。骨董品収集や絵画、フィギュア等の収集が趣味という方は、家族の理解が得られて家の中に置き場所が確保できればよいのですが、なかなか現実的には難しいものです。中にはそれらを収納するためにアパートの一室を借りるという方もいますが、それだとひと月の支払いはかなりの額になります。そこでトランクルームを自分の趣味の部屋として活用するという方法がおすすめです。置き場所について心配することなく、しかも自分が好きなときに好きなだけ趣味の時間として利用できます。ひと月の支払いもアパートの一室を借りるより随分安く上がります。家族にもお財布にもやさしい利用方法です。
他にも、リフォームや引っ越しの際に一時的に荷物を預けるといった便利な利用方法も検討することができます。家の建て替えなら工務店や住宅メーカーが仮住まいを用意してくれる場合がほとんどですが、リフォームや引っ越しをするのに荷物を納めるためのアパートを借りるというのは費用がかかりすぎます。最小限の費用で抑えたい方にはトランクルームを利用することをおすすめします。
トランクルームを借りるときに気をつけたいこと
トランクルームを借りて荷物を預けるメリットはたくさんありますが、借りるトランクルームの特性を理解していなければとんでもない結果を招くことになります。例えば、趣味で集めている絵画を屋外設置のところに預けてしまうとせっかくの絵画が傷んでしまいます。こういう場合は屋内の空調設備があるところに預けるべきです。そうなると費用も気になりやすいところですが、東京の屋内型で1畳ですと1万3000円前後、1.5畳になると1万8000円前後が相場になっています。一方、屋外型を利用した場合、1畳で7,000円程度が相場になっています。料金は空調設備が付いていたり維持管理費が必要だったりするため屋外型より屋内型の方が高くなっています。
トランクルームは、運営会社によっては自分が使用したいときに使用できない場合があります。意外と知られていないため思わぬ手間になってしまうのがこのタイプです。さまざまな業種の会社がトランクルームを運営していますが、その中でも倉庫業者が運営している場合は、荷物の出し入れに運営会社に関わる人の立ち合いが必要ですから注意しなければなりません。事前の連絡が必要なうえ、立ち会いの時間が制限されると自由な出し入れができず大変不便な思いをすることになります。業者の立ち会いが必要な分、セキュリティーは完璧ですから頻繁に出し入れせずきちんと管理してほしい方には適しています。そのため、どのような業者がどのように運営しているのかを事前に把握してから用途に合わせて借りることが大切でしょう。