トランクルームはアウトドア用品の保管場所にぴったり
「アウトドア」という単語は、だれもが耳にしたり、口にしたりしたことのある一般的な呼称になってきました。
しかし、アウトドアの本当の意味をご存知ない方も多いかもしれません。
アウトドアというと、野外や屋外でスポーツしたり、どこかに出かけてバーベキューなどのレジャーを楽しんだりすることだと思われているかもしれません。
たしかに誤りではないのですが、アウトドアとは単に野外や屋外のことを指しているのではありません。
アウトドアとは、「アウトドア・アクティビティ」の略語であり、その定義は山や川、湖、海などの自然環境のなかでおこなうレジャー活動だそうです。
ですから、厳密にいえば近くの広場でバドミントンをしたり、スケボーを楽しんだりするのはアウトドアスポーツとはいえないのかも……です。
ただし、急流でのラフティング、湖や海でのカヤック、サーフィンやシュノーケリング、マウンテン・バイクやトレッキング、冬はスキーやスノボーなどのスポーツは、自然を舞台にしたスポーツですから、アウトドアスポーツということになります。
このほか、アウトドア・アクティビティの代表的なレジャーとして、バーベキューやキャンプがあります。
こうして見ると気づくのが、ラフティングやカヤックなどは別にして、いずれのレジャーもアイテムの量や数がかなりあるということです。
しかも、サーフィンやスキーあるいはキャンプ用品のタープやポールのように、長さや重さがあるものが少なくありません。
となると、ご家庭での保管場所もかなりのスペースをとるのではないでしょうか。
そんなときにアウトドア用品の保管場所としてぴったりなのが、トランクルームということになります。
そこで、トランクルームをアウトドア用品の保管場所に考えているお客さまへのちょっとしたアドバイスです。
まずはトランクルーム選びからです。
トランクルームには建物に入っている屋内型と、屋外に設置してあるコンテナタイプの屋外型があります。
アウトドア用品を保管しておくことをメインに考えているのであれば、屋外型トランクルームがおすすめです。
屋外型トランクルームは郊外に多く見受けられるため、目的地に向かう途中で荷物を積み込むということができそうです。
料金的にも屋内型トランクルームよりも比較的安価になっていますので、かさばるアウトドア用品を収納できるだけの広さを割安で確保できるのではないでしょうか。
また、トランクルームのすぐ近くまで車を乗り入れ可能なところが多いため、大きな荷物でも出し入れがしやすいというメリットがあります。
安くて広い──これが屋外型トランクルームの最大のメリットかもしれません。
デメリットとしては、トランクルーム内が高温多湿になりやすいということです。
アウトドア用品というと、「外で使っているのだから丈夫で頑丈。保管環境が多少厳しくても関係ない」と思われがちかもしれません。
しかし、キャンプ用品でいえばテントやタープ、スポーツ用品でいえばサーフィンやスキーなどは高温多湿に弱いとされています。
高温多湿の環境下ではカビやサビのリスクが少なからずありますので、収納時に汚れを落としたり、水気を拭き取ったりのメンテナンスは当然のこととして、保管後も定期的に荷物の状態をチェックするようにすることをオススメします。
一方、屋内型トランクルームは、空調設備が完備されているところがほとんどですので、アウトドア用品に限らず荷物にカビやサビが発生するといった心配が少ないとされています。
保管環境は適しているのですが、難点をいえば同じスペースを借りても屋外型よりも若干割高になることと、町中に多いロケーションであるため駐車場スペースが限られており、大きな荷物の出し入れに苦戦するかもしれないということです。
アウトドア用品の保管場所ということを考慮すれば、屋外型と屋内型のトランクルームの比較では屋外型のほうが適しているかもしれません。
しかし、ある程度の広さを借りてアウトドア用品以外の荷物も収納しておくとなれば、やはり荷物の保管環境を踏まえて屋内型トランクルームがオススメかもしれません。
ちなみにお客さまがもっとも気になる料金についてですが、屋外型トランクルームは2帖で上限8,000円の数千円程度。屋内型トランクルームは1万円程度といったところでしょうか。
料金については屋外型・屋内型を問わず、ロケーションや設備の充実度合いによって差異が出ますので、このあたりはアバウトな金額であることをご了承ください。
アウトドア用品の利用頻度や他に収納を考えている荷物との兼ね合いなどを見ながら、いろいろと検討を重ねるのもトランクルーム選びの楽しみといえるかもしれません。
いずれにしても、アウトドア用品はかさばるアイテムが多いはず。
ご自宅やお部屋においておくとなると、保管に困ってしまいます。
しかしトランクルームを利用すれば、そんな心配もなくなります。
荷物の保管場所を気にすることなく、野外での趣味やレジャーを目いっぱい楽しんではいかがでしょうか。