キャンプ用品をトランクルームに保管する際の収納術
密を避けて楽しめるレジャーとして、キャンプが流行しています。
ご家族でのキャンプはもちろんのこと、ひとりキャンプという楽しみ方もずいぶんと一般的になったようです。
そのためスポーツショップやホームセンターなどでもキャンプ用品は売れ筋の商品となっています。
ですが、どんなにキャンプが楽しいからといって、毎週のようにはお出かけにならないはず。
となると、キャンプ用品の保管場所が悩みの種という方も多いのではないでしょうか。
キャンプ用品をざっと見てみると、テントやタープ(防水シート)、テーブルセット、椅子、シュラフ(寝袋)はもちろんのこと、キャンプの醍醐味であり楽しみなバーベキューセットは必須です。そのためのコンロやグリル、クーラーボックスや燃料類まで含めるとかなりのかさばってしまいます。
せっかくのアウトドアですから、渓流や海で釣りをしたり、バドミントンなどみんなで楽しめるスポーツをしたりすることもあるでしょう。
そうなると、キャンプ用品のほかにもたくさんの荷物を用意しなければならなくなります。
ご家族の人数が多ければ多いほど、荷物の量が多くなるのは当然のこと。
そんなときにキャンプ用品の収納場所としてオススメなのが、トランクルームです。
トランクルームには屋外型と屋内型、宅配型の3タイプがあります。
キャンプ用品を保管するとしたら、どのタイプを選んだらいいでしょうか?
ひとつだけはっきりしている答えは、宅配型トランクルームは避けたほうがいいということです。
宅配型トランクルームの場合、安心して荷物を預けることができますが、キャンプ用品は種類も多くかさばります。運営会社によっては対応不可ということが考えられます。
そしてなによりも、荷物の出し入れに時間を要しますので、あまりオススメではありません。
となると屋外型か屋内型の二者択一になりますが、どちらを選択するかはお客さま次第ということになります。
もし、キャンプ用品をはじめアウトドアやスポーツグッズなどの保管を考えているのであればコンテナタイプの屋外型が適しています。
もともと屋外型トランクルームは月額の使用料も安く、広いスペースを確保できます。かさばるキャンプ用品などを保管しておくのにぴったりです。
また、屋外型トランクルームは郊外に多く設置されていますので、最寄りの高速道路のインターチェンジの近くだと車の移動時に便利かもしれません。
ただし、屋外型トランクルームは空調設備が整っていないところが多いため、キャンプ用品を含めて荷物の管理が大事になってきます。
汚れたり、濡れたりしたまま保管しておくと、カビやサビの原因になってしまいます。
一方の屋内型トランクルームは、空調設備が整っていますのでカビやサビの心配は少ないですが、ここでも収納前に汚れを落としたり、洗ったりしてから保管することを忘れてはいけません。
屋内型トランクルームを選ぶメリットは、キャンプ用品のほかにも湿気や温度変化に弱い荷物を安心して収納できること。そのため、キャンプ用品のほかにもご自宅でスペースをとっている荷物を預けることができます。
せっかくトランクルームを利用するのであれば、目いっぱい活用したいもの。そんなお客さま向きなのが屋内型トランクルームといえるかもしれません。
ここで屋外型、屋内型トランクルームに共通するキャンプ用品の収納ポイントです。
キャンプ用品はさまざまなアイテムがあり、なおかつサイズや形状がバラバラです。そのため単純に積み重ねたり、並べたりしてはスペースがいくらあっても足りなくなります。
まずは使ったあとのキャンプ用品は汚れを落としたり、洗ったりしてきちんとメンテナンスします。
それからテントやタープ、テーブルセットや椅子などを畳んでおきます。
食器やカトラリー類、調理道具などは用途別にボックスやケースにまとめておくと便利です。
キャンプ用品に限らず、トランクルームを利用する際の収納ポイントなのですが、ラックや棚を活用するととても便利です。荷物の種類や用途ごとに収納できますし、出し入れもスムーズにできます。
ラックの下段にはテントやテーブルセットなどの大きなアイテムを収納。重さのある食器類は下段から中段、比較的軽めのカトラリーやシュラフ、その他の小物類などは中段から上段に分類して保管しておけば、いざキャンプに出かける際にそれらの荷物を取り出すだけです。
もちろん、キャンプシーズンであれば、ラックはトランクルームの手前に配置するようにしてください。
オフシーズンになったら、奥に移動させる。その際に苦労しないよう、ラックはキャスター付きをオススメします。
ただし、くれぐれも注意が必要なのは、キャンプ用品は意外とデリケートだといわれています。汚れを落としたり、水気を拭き取ったりしてしっかりメンテナンスしておかないと、屋外型あるいは屋内型トランクルームを問わずにカビやサビの原因になっていまいますので気をつけてください。
最後にもう一つ注意点です。
トランクルームとはいえ、なんでも保管していいというわけではありません。
炭や着火剤などの燃料類は、安全上の理由で保管を禁止している運営会社もあります。
きちんとルールを守ってトランクルームを活用するようにしましょう。