トランクルーム利用で衣替えも簡単ラクラク
毎年、春と秋になると、そろそろ衣替えのシーズンです。
独身世帯であれば、衣服の数にも限度がありますのでさほど苦労はしないかもしれません。
ですが、ファミリー世帯ともなるとそうはいきません。
家族が多ければ多いほど、人数分の衣服がありますのでその量はハンパではなくなります。
しかも、お子さんがいらっしゃるとなると、成長のたびに服を買い換えなければいけませんから、あっという間に洋服が増えてしまうということもたびたびです。
押し入れやクローゼットはもちろんのこと、物置も衣装ケースがパンパンに詰まっている……。
そのため家庭の主婦にとって、衣替えはの季節は面倒ごとの多い憂鬱な時季といえるかもしれません。
そんなときにオススメなのが、トランクルームの利用です。
まず、トランクルームとは、お家やお部屋に収納しきれない荷物を預けて保管できるスペースです。
広さも収納する荷物の量によってさまざまなサイズから選べますし、月額料金も小スペースであれば月額5,000円前後で利用できますので、お住まいをスッキリさせるうえでぴったりのサービスになります。
トランクルームをすでに利用されているお客さまのなかでも、衣服類の収納を目的に借りている方も多いようですし、衣服の保管場所として一考してみてはいかがでしょうか。
そこで、トランクルームを利用しての、「衣替え簡単ラクラク活用術」です。
といっても、そんなに大袈裟なものではありません。
おそらくは、どこのご家庭でもやられている整理整頓術といったところでしょうか。
トランクルームは実際に見てみると、一帖ほどのスペースでも意外と広く感じるものです。
幅と奥行きに加えて高さがあるからです。
そのため、どんどん荷物を詰め込みたくなりますが、そうなるとデッドスペースが生じてしまうこともたびたびです。
そうなっては、せっかくのトランクルームがもったいない。
デッドスペースを極力作らないためには、まず下準備が大事になります。
トランクルームを利用する際は、衣服類に限らずホームセンターなどで売っているスチール製の棚やラックを用意しましょう。
衣服類でもコートやジャケット、ワンピースなど折り畳んでしまいたくない洋服のため、ハンガーラックも必需品になります。
ここでのポイントが、棚やラックはキャスター付きがおすすめです。
出し入れだけではなくトランクルーム内での移動も便利です。
最初はちょっとだけ出費がかさみますが、キャスター付きのスチール製でいちばん安価なもので十分かと思います。
ご自宅にある棚やラックを使って節約しても、もちろんかまいません。
要はトランクルームの室内にダンボール箱や衣装ケースをそのまま積み上げるのではなく、きちんと整理整頓し、なおかつ出し入れをスムーズにするための工夫というわけです。
次に衣服の取り扱いですが、これも意識するしないにかかわらず、どこのご家庭でもやっている「グルーピング」が大事です。
グルーピングとは、同じ種類のものをまとめておくこと。
たとえば、お子さんのセーターやトレーナーなどのアウター、シャツ類、ズボンやパンツ、下着類などをそれぞれまとめおくことです。
グルーピングした衣服を衣装ケースに収納するわけですが、ここでの留意点がラベリングです。
半透明のアクリル製衣装ケースでも、中身がわからなくなることが多々ありますので、なにを収納してあるのかを判別するためにもラベリングしておくようにしましょう。
いよいよトランクルームに荷物を運び入れるわけですが、ここでワンポイントです。
トランクルームの広さにもよりますが、1帖以上のスペースがあるのであれば、動線を確保しておくようにしましょう。
左側に棚やラックを配置したら、人ひとりが通れるくらいのスペースを確保し、奥まで行き来できるようにするのが動線です。
この動線を確保しておけば荷物の出し入れがスムーズになりますが、衣服類の保管が主目的であれば、動線スペースも活用できるからです。
というのも、コートやジャケットなどはシワにならないよう、吊るしたまま保管したいものです。
ここで活用したいのがハンガーラックですが、棚に衣装ケースを収納後に動線スペースにハンガーラックを入れておけば、デッドスペースがなくなり、トランクルームの広さを十二分に活用できるようになります。
キャスター付きのハンガーラックであれば、出し入れがなおさら楽になりますので、ぜひ活用していただきたいところです。
衣服類の保管で大事なのが、トランクルームのタイプを問わずに防虫剤は必須といえるでしょう。
屋内型のトランクルームは空調設備が完備されていますので湿気の心配は少ないですが、コンテナタイプの屋外型トランクルームは高温多湿の環境になりますので除湿剤を入れておくなど防カビ対策を忘れないようにしてください。
革製品は特にデリケートな素材になりますので、こうした衣服類はスッキリしたご自宅のクローゼットに保管しておくのがベターかもしれません。
年に2回の衣替え、トランクルームを活用してできるだけ手間暇をかけず、スムーズにしたいものですね。