余っている服を捨てるコツを紹介
捨て方の第一歩は基準を覚えておこう
クロゼットの中が服でいっぱいになっている、処分しようと思ってもなかなか踏ん切りがつかない、このようなジレンマを抱えている人は多くいるでしょう。服の捨て方のコツは、必要かそうでないかの基準を明確にしておくことです。出してみて買ったことを思い出すようなものは、処分をしても問題ないでしょう。出して初めて思い出すということは、それまでなくても問題なかったアイテムと言えるからです。
また、似たようなデザインのものがあれば、どれか一つに絞ってそれ以外は廃棄しても問題ありません。ボタンや裾の汚れなど、より状態の良いものを残しておくようにしましょう。ただし週2回以上着用することが多いという場合には、複数を残しておいてもいいでしょう。そのほかには状態の悪いものも処分の対象です。ボタンが取れている、ほつれているものを捨ててしまうとクロゼットの中がすっきりします。
オフシーズンのものから片付けるなど、捨てる時には順番も大事です。シーズン中のものだと、まだ着るかもしれないと思ってしまい、廃棄できなくなる可能性が高いです。そして、今似合っているアイテムだけを残していくことも大切です。
なかなか服を捨てられない人の中で多いのが、たらればを考えてしまうケースです。もう少し痩せたら着ようと思っていても、実現しないことの方が多いので、捨ててしまって問題ありません。それに、時代と共にはやりも変わりますから、痩せた時に新たに自分に合うサイズの服を買った方が楽しみも増えます。
このような基準をベースにして、必要かそうでないかで選別すると処分もスムーズに進みます。
ゴミとして処分する以外の方法
服の捨て方ですが、いくつかの方法があります。着古した服は、ゴミとして処分するのをイメージする方が多いものでしょう。もちろんゴミとして自治体に回収してもらう方法もあります。通常は燃えるゴミの日に出すのが一般的です。しかし、処理方法は自治体によって若干異なりますので、ホームページを確認するか、パンフレットの指示に従いましょう。
服の状態が良かったりブランド物だったりすると、ゴミとして捨てるのはもったいないと感じる人もいるでしょう。この場合は、売却する方法があります。ゴミで出せば当然のことながら手元に何も残りません。しかし買い取りに出せば、多少のお金になる可能性も十分考えられます。古着屋やリサイクルショップなどで受け付けていますが、すべてを買い取ってもらえるわけではないことに注意が必要です。もし買い取り不可と判断されると、持ち帰らなければならないこともあります。
また、フリーマーケットやオークションに出す方法もあり、最近ではネットオークションでの取引も活発です。ただしオークションの場合、買い手が必ずつくという保証はありません。これはフリーマーケットも同様です。もし買い手が見つからないと、ずっと手元に置いておかなければならなくなります。これではもともとの目的である、クロゼットや押し入れの整理が全く進まなくなります。出品するアイテムは慎重に考え、どのような方法で処分するのかもあらかじめ決めておきましょう。
どうしても捨てられない時
服の処分をしたいと思って、押し入れやクロゼットの中をくまなくチェックしたけれど、それほど捨てられるものが出てこないケースもあります。また、仕事やライフスタイルの関係で、どうしても服の数が多くなってしまう人もいますし、理由があってどうしても捨てられないものもあります。その場合、それ以上無理に捨て方を考える必要はありません。しかし、片付かないことが精神的にストレスになってしまうことありますので、もしこれ以上は捨てられるアイテムがない、しかもクロゼットや押し入れに入りきらないという場合は、トランクルームを借りるのも一案です。
トランクルームは、部屋とは別にアイテムを収納するスペースを確保できます。トランクルームに預けるとカビや虫食い、色あせなどが心配という人もいるでしょう。中には、温度や湿度管理を徹底しているところもあります。しっかりと空調管理をしているところなら、荷物の劣化が少ないので安心して預けることができます。
もしサービスを利用するのであれば、オフシーズンのものを預けるのがおすすめです。そうすれば、取り出すために何度も現地に行く必要がありません。衣替えの時に一気にオンシーズンとオフシーズンのものとを取り換えれば面倒ではなくなります。ただし、すべてのものを一気に交換するのはやめた方が得策です。季節の変わり目は調節が難しいことも考えられますので、数着は今までのシーズンのものを残しておきましょう。
このトランクルームにもさまざまサイズがあります。自分が預ける荷物の分量によって選択することが可能ですので、ホームページなどでどのくらいのものが保管できるかある程度の目安を確認してから選びましょう。上手に活用すれば大切に保管できます。