トランクルームから別のトランクルームへの引っ越しもあり

 

 

マンションやアパートのお部屋を借りるとき、ほとんどのお客さまは実際に物件を見て契約するかどうかを決めるのではないでしょうか。

気に入った物件がなければ、２軒、３軒、４軒とまわることもたびたびです。

 

場合によっては仲介してくれる不動産屋さんを変えて、そこでも気に入った物件が見つかるまで何軒もの物件を内観する人も多いはずです。

 

生活の拠点となるお部屋を探すわけですから、妥協せずに気に入った部屋を見つけたいものです。

 

トランクルームを決めるときはいかがでしょうか。

 

トランクルームの利用を考えているお客さまの多くは、webを検索して探される方が多いようです。

webにはトランクルームの物件をまとめたプラットホームも多数ありますので、地域や料金、スペースの広さなどの希望条件を踏まえて検索されるお客さまが多いのではないでしょうか。

 

それぞれのサイトには内観写真も掲載されていますので、お部屋を探すときのように手間暇かけず、気に入った物件を見つけてそのまま契約できますのでとても便利です。

 

面倒な手間をかけずに契約し、利用するというのもトランクルームの利便性であり手軽さといえるかもしれません。

このあたりが、お部屋を借りるときとの大きなちがいになるのではないでしょうか。

 

そもそも、トランクルームは荷物の保管場所。

いわば、物置きがわりです。

お部屋を探すときのようなこだわりがないため、ほとんどのお客さまは契約したらそのままずっと利用し続ける傾向にありました。

 

ところが、最近ではトランクルームから別のトランクルームへ引っ越しするというお客さまも増えているようです。

特にトランクルームを長年利用し続けてきたお客さまの引っ越しが目立っています。

 

主な理由について考えてみましょう。

 

まず、もっとも単純な理由としてあげられるのが、現在借りているトランクルームのキャパシティオーバーです。

 

トランクルームを契約するとき、コスト面を考えて保管予定の荷物量とジャストフィットか、余裕を見てちょっとだけ大きめのスペースを考えがちです。

 

このこと自体は誤りでもなんでもないのですが、トランクルームをいざ使ってみると、荷物を収納するにあたりとても便利なスペースであることに気づきます。

すると荷物を次々と保管するようになり……。

 

長期間トランクルームを利用しているお客さまであればなおのこと、スペースの容量以上の荷物を詰め込みがちになってしまうというわけです。

 

次の理由はコストに関係するものです。

トランクルームの運営会社は、はじめて利用されるお客さまのためにキャンペーンを実施しているところが多々あります。

 

たとえば、初期費用のうちなにかしらの経費を免除したり、月額利用料金を一定期間割引したりするキャンペーンです。

こうしたキャンペーンは、トランクルームを契約する際にぜひ利用していただきたいサービスです。

 

しかし、キャンペーン内容をよく理解していないと意外な落とし穴にはまってしまいこともあります。

 

初期費用の負担を軽くするというキャンペーンであれば、さほど問題はありません。

しかし、問題は月額料金の割引サービスのキャンペーンです。

割引期間が過ぎると、正規の利用料金に戻ります。

そうなると、費用負担を重たく感じるようになるお客さまが出てきます。

 

キャンペーンを活用した際、運営会社によってはある一定期間継続して利用しなければならないという規約が契約書に記されていることもあります。

そのため、契約期間がすぎたのちに別のトランクルームへの引っ越しを検討するお客さまが出てくるというわけです。

 

また、昨今のトランクルーム市場は需要が増えて、それにともないトランクルームの数も増えてきています。となると市場の競争も激しくなり、利用料金が割安だったり、サービスが充実していたりするトランクルームも増えてきます。

 

そのためコスト削減を考えて、現在のトランクルームから別のトランクルームへお引っ越しというお客さま増えているといった状況のようです。

 

このあたりが、トランクルームを引っ越す主な理由といったところです。

 

一方、お客さまにとってより切実かもしれないのが、トランクルームに保管してある荷物の劣化やセキュリティ面のトラブルにまつわる事案です。

 

トランクルームには大きく分けて屋外型、屋内型のタイプがあります。

屋内型トランクルームは空調設備が整っていますが、屋外型のタイプは室内が高温多湿になりがちです。

 

そのため高温多湿の環境に弱い荷物の保管には注意や工夫が必要です。

空気の流れをよくするような荷物の保管方法や、必ず除湿剤や防虫剤をおいておくといった取り組みです。

 

さらに屋外型トランクルームは、民家から離れた空きスペースに設置してあることが多く、防犯カメラなどがあったとしても、夜間のセキュリティが万全とはいえません。

昼間はなんの問題もなく利用できますが、夜に女性ひとりで荷物の出し入れとなると心配が尽きないといってもいいかもしれません。

 

そのため現在のトランクルームを見直し、別のトランクルームに引っ越しを考えるといったお客さまもいらっしゃるようです。

これはトランクルームをはじめて利用されたお客さまに多く見受けられるかもしれません。

 

トランクルームは、荷物の保管場所として至極便利なサービスです。

最近ではトランクルームの数も増えてきていますので、もし気になることや不都合なことがあるようであれば、新しいトランクルームへの引っ越しも選択肢に入れてはいかがでしょうか。