トランクルームの契約から利用までのプロセス

2020.09.19
トランクルーム

トランクルーム店内

 

前回のコラムでは、トランクルームの契約に関し、保証料についてご説明しました。今回は契約に関するちょっとした留意点や実際に利用するまでの流れをご紹介していきましょう。

 

まず、トランクルームの契約には、2種類の契約形態があるということです。

前回、トランクルームの契約はマンションやアパートを借りるときと同じ賃貸契約と紹介しましたが、厳密にはこの他にも寄託契約という形態があります。

 

この2つの契約形態について説明しましょう。

 

一般的に屋外のコンテナ型トランクルームや屋内型トランクルームは、賃貸契約になります。

トランクルームという「保管スペース」を貸し出すサービスになるからです。

「保管スペース=部屋」と考えるとわかりやすいかと思います。

 

一方の寄託契約は、「荷物を預かる」というサービスになります。

運送会社や倉庫会社などが展開している、宅配型のトランクルームがこの契約になります。

つまり、保管スペースを貸すのではなく、「荷物を預かる」という契約です。

 

ここで賃貸契約と寄託契約のメリット、デメリットをまとめてみましょう。

 

賃貸契約のトランクルームは、あくまでも保管スペースの貸与ですので、借主であるお客さまが自由に使うことができます。

契約上で禁止されている荷物以外であれば、どんな荷物でも収納することができますし、荷物の出し入れも自由です。

 

そのかわりデメリットとしては、保管している荷物が高温多湿などでカビが発生したり、傷んだりしても補償してもらえないケースがほとんどです。

火災や盗難など特殊な事情によっては保険が適用されることがありますが、基本的にはお客さまの自己管理が求められることになります。

 

その点、寄託契約のトランクルームは荷物を預かるサービスであるため、保管中に荷物が損傷した場合、補償してくれるというメリットがあります。

セキュリティ面もしっかりしていますので、貴金属類や高価な荷物を保管する場合は、寄託契約のトランクルームの方が安心といえます。

 

ただし、荷物の出し入れが面倒だというデメリットがあります。

運営会社によっては、事前予約が必要だったり、荷物の出し入れ時にスタッフの立ち会いが必要になったりします。荷物の出し入れの時間や運搬業者の指定があることもあり、使い勝手がいいとはかならずしもいえません。

 

そのかわり補償やセキュリティがしっかりしていますので、預ける荷物によって取捨選択するといったところです。

 

このようにトランクルームは契約形態によってメリット、デメリットがあります。そのうえで契約を締結するわけですが、いずれの契約においてもチェックしておかなければならないのが、禁止事項・補償制度・解約時に関する項目です。

 

禁止事項については、火器類をはじめとする危険物など収納してはいけない荷物があります。せっかく契約が無駄にならないよう、収納を考えている荷物が大丈夫かどうかのチェックは怠らないようにしてください。

 

また、共有スペースの利用に関する禁止事項などもあります。場合によっては契約違反となり契約解除になることがありますので、禁止事項はしっかり守るようにしてください。

 

補償制度については、火災保険や盗難保険など荷物にどのような補償がかけられているのかをチェックするようにしてください。

 

解約時の条項については、後々のトラブルを防ぐためにもチェック必須です。

途中解約だとどれくらいの費用がかかるのか、契約期間終了後の原状回復などの費用はどうなるのかなど運営会社によっても異なります。

このあたりの取り決めはしっかり確認しておくようにしましょう。

 

現在ではインターネットのweb上で問い合わせから契約が一貫して行うことができる運営会社が多くなっているようです。

その他、契約書を郵送したり、店舗で契約したりするというスタイルもあります。

 

そこで、それぞれの契約時に用意しておかなければならないものをリストアップしてみます。

 

Web上からの申し込みが最も簡単で、専用ページに氏名・住所・連絡先・クレジット番号などを記入すれば手続き完了です。

あとは審査結果と待つだけとなります。

 

契約書を郵送したり、店舗で契約したりする場合は、免許証などの身分証明書と印鑑が必須です。

どこの運営会社でもこの2つはマストです。

その他、念のため用意しておいた方がいいのが、クレジットカード、キャッシュカード、預貯金の通帳です。

基本的には身分証明書と印鑑だけで十分なのですが、こちらも契約前に確認しておくしましょう。

 

あと印鑑についての注意点ですが、料金支払いが銀行引き落としにする場合、銀行への届出印が必要になりますのでご注意ください。

 

以上が契約に関する留意点ですが、老婆心ながらもう一点。

 

もしトランクルームを初めて利用するお客さまであれば、契約するしないは別にして、一度は内覧することをおすすめします。

 

一畳、二畳という単位は理解できても、実際に見てみないと空間の広さや奥行きはわからないものです。

利用経験のあるお客さまであれば大丈夫かとは思いましが、初めての場合は内覧してから契約した方がトランクルーム選びに失敗しないはずです。

 

次に契約してからトランクルームを利用するまでの流れです。

 

こちらのページにわかりやすく掲載していますので、それを参考に説明しましょう。

(※参考ページ:https://trunkroom.senkaq.com/trunkroom_howto01/

 

契約手続きが終了すると、契約日の前日までに鍵が届きます。

センカクの場合、店舗用のカードキーとトランクルーム用の南京錠の2種類の鍵になります(※コインランドリー併設店は除く)。

 

コインランドリー併設店以外の店舗には、入り口にセキュリティ機器がありますのでそこにカードキーをかざします。

認識されると店舗のドアが開きます。

 

あとは契約されたトランクルームの南京錠を解錠し、荷物を収納ということになります。

 

さて、これからいよいよトランクルームライフの始まりです。

せっかく借りたトランクルームですから、有効に活用したいものです。

次回はトランクルームの収納術などについてレポートしたいと思います。

 

 

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