新生活を迎えるわが子の思い出の品々をトランクルームに

2022.02.03
収納・保管

 

 

お子さんのいらっしゃるご家庭で新学期や進学・就職は、大きな転機のひとつになります。

 

進学であれば新しい学用品を揃えてあげたり、勉強机や本棚を買ってあげたりと学習環境を整えたあげることはもちろんです。

 

大学進学や就職などで家を離れることにでもなれば、自立するお子さんのために部屋を借りたり、不自由しないようにと家電製品やら日用品やらを買ってあげたりするのは、親として当然の思いになることでしょう。

 

2022年4月から成人年齢は20歳から18歳に引き下げられましたが、親にとって子どもはいつまでたっても子どもにほかなりません。

 

親元を巣立って立派な大人になり、みずからの考えで新生活に望む子どもをうれしく思いつつも、親というものはどこか淋しさをおぼえるものです。

 

これは長年の付き合いのあるママ友から聞いた話になります。

 

幼稚園、小学校、中学校、高等学校そして大学へと進学した娘さんについてのことです。

そのママ友にはふたつ違いの姉妹がいました。

 

姉妹の長女が大学進学で家を出たのちのこと、長女が使っていた部屋を妹さんが使うことになったそうです。

次女である妹さんは高校2年生で来年には受験が控えています。

 

また、年ごろの娘さんらしくファッションや音楽にも興味津々だったそうです。そのため、妹さんはたくさんの洋服のほかにもCDやDVDなどをたくさんコレクションしていたといいます。

 

姉である長女はどちらかといえば勉強家で洋服などにはあまり興味がなかったようですが、そのかわり参考書や読書家らしく書籍類が本棚にびっしりでした。

 

妹さんが姉の部屋を使うにあたり問題になったのが、長女が実家に残して整理しなければならないことでした。受験を控えた次女にとって参考書は使えるとして、興味のない小説などの単行本や文庫本をどうすべきか──。

 

そのほかにもファッションにあまり興味がなかったとはいえ、家を出た長女の衣類もたくさん残っています。

 

昔であれば姉の洋服を妹にということもあり得ましたが、現在では兄姉の「おさがり」などほとんど死語になっています。

そのため次女が長女の部屋を使うにあたり、どうすべきか頭を悩ませたのが長女の荷物だったといいます。

 

一軒家ではありますが、物置や収納スペースはすでに飽和状態で長女の荷物の置き場所がありません。

不要な荷物を整理整頓してどうにか必要最低限の荷物を収納することはできましたが、それでもかなりの荷物の行き場に困ったそうです。

 

そこでママ友が目をつけたのが、トランクルームでした。

 

折りよく最寄り駅の近くにトランクルームができたことを知って内覧したところ、まず驚いたのは室内の清潔さでした。

 

トランクルームというと、薄暗い倉庫のようなイメージを持っていたそうですが、思いのほか照明は明るいことに驚いたそうです。それに大勢のひとがいろいろな荷物を保管しているわけですから、においもどうなのかと懐疑的だったといいます。

 

ところが荷物の保管方法にも徹底したルールがあるのか、あるいは運営会社が消臭剤などでしっかりケアしているのか、嫌なにおいがすることもなく快適ともいえる空間だったそうです。

 

しかも、内覧したのは1帖のトランクルームでしたが、1帖であっても段ボール箱が80個から90個も収納できる広さに驚きを隠せなかったとのことです。

 

実は長女の荷物が自宅の物置や収納スペースに収めきれなかったのは、長女の荷物が多かっただけではなく、ママ友が姉妹の成長ごとに使っていたベビーカーやベビーベッド、三輪車や補助輪付きの自転車、幼児期のころに読んであげた絵本に幼児教育で買った英会話教材などの思い出の品々を整理整頓できなかったからでした。

 

姉妹の成長記録を収めたアルバムやDVD、幼稚園のときに着ていたスモック、中学高校のときの制服、そしてなによりも毎年のように子どもたちが父母の誕生日に贈ってくれた手作りのプレゼントならなおさらです。

 

「やっぱりねえ、どうしても捨てられないものってあるじゃないですか」

 

ママ友がつぶやいたそのひと言が、すべてを物語っているようでした。

 

かといって、一軒家にしろマンションやアパートにしろ、無制限に思い出の品々を保管できるスペースが確保できるわけではありません。

 

そんなときにトランクルームは、とても便利な荷物の保管スペースといえるでしょう。

 

ちなみに町中にある屋内型トランクルームはロケーションや設備にもよりますが、数千円から1万円未満の月額料金といったところでしょうか。

コンテナタイプの屋外型ともなれば同等の費用でより広いスペースを借りることができます。

 

「ひと月に数千円……」

 

いくら思い出の品々だとはいえ、ランニングコストが数千円というのは負担が大きいと思う方がいても当然です。

しかし、実際にトランクルームを内覧してみると、思った以上にスペースが広々していることに驚くはずです。

 

つまり巣立った子どもたちの思い出の品々ばかりではなく、それこそタンスの肥やしになっているような衣類などの保管場所にもぴったりなのです。

 

大切な荷物の置き場所に困っていらっしゃるのであれば、ぜひ一度トランクルームを内覧してみてはいかがでしょうか。

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