自然災害に備えて防災グッズをトランクルームに保管

2022.09.22
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防災グッズ

 

 

自然災害といえば地震、台風、竜巻などが代表的です。

この頃では、線状降水帯による集中豪雨が頻繁にニュース報道されるようにもなっています。

 

線状降水帯とは、大雨を降らせる積乱雲が次々と発生しては同じ場所にとどまり続け、数時間にわたって激しい降雨をもたらす現象です。

 

この現象でやっかいなのが、事前の予測がむずかしいこと。

いつ、どこで発生するのかわからないという怖さがあります。

気象庁では線状降水帯の観測体制を強化し、早期警戒を呼びかけることができるように苦心しているようです。

 

線状降水帯は気温の高い夏場に多い現象ですが、これに台風が重なったりすると甚大な被害をもたらすことになってしまいます。

 

また、昨今は竜巻発生のニュースもたびたびです。

昔は規模の大きいつむじ風はあったものの、空に向かってジョウロ状に伸びる竜巻はほとんど見ることはありませんでした。

 

線状降水帯といい、竜巻といい異常気象が生み出した新たな自然災害といえそうです。

 

日本はもともと地震国といわれるほど地震が多く、国民性もあって防災意識は高いといわれています。

そのため、災害時に備えて防災グッズを用意しているご家庭も多いのではないでしょうか。

 

しかしその一方で、食料品や飲料水といった備蓄品の保管場所に困っているという声もすくなくありません。

 

ちなみに災害に備えて用意しておきたい防災グッズをリストアップすると、次のようにな品揃えになります。

 

・飲料水(1人あたり1日3リットルが目安)

・食料品(レトルト食品、インスタント食品、カップ麺、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)

・生活用品(トイレットペーパー、ティッシュ、洗面道具、携帯トイレなど)

・衣類、下着、タオル、毛布など

 

このほかにも、ラジオや救急箱、懐中電灯、予備の乾電池、スマホ充電器なども必需品となります。

しかも、これらの荷物をすくなくとも三日分、しかもご家族の人数分を揃えるとなると、かなりの量になってしまいます。

 

そんなときに保管場所の選択肢に入れていただきたいのが、トランクルームの利用です。

 

かといって、防災グッズをすべてトランクルームに保管するのはおすすめしません。

ご自宅とトランクルームに分散して保管することをおすすめします。

分散することで荷物の整理整頓も容易になりますし、災害時のリスクヘッジにもなります。

 

必要最低限と思われる備蓄品をコンパクトにまとめて、自宅玄関の収納スペースに保管しておく。

車での避難を想定し、車内にも備蓄品を保管しておけば安心感が増すのではないでしょうか。

 

もし避難生活が長引くようであれば、トランクルームに保管しておいた備蓄品をとり出し、使用することにすれば、二段構え、三段構えで対処できそうです。

 

ここで備蓄品を保管しておくトランクルームの留意点です。

トランクルームを選ぶ際に確認していただきたいのが、自治体が出しているハザードマップです。

 

ハザードマップには、豪雨等の災害時の危険箇所が記されています。

たとえば、ご自宅と水害警戒レベルが同じような場所にあるトランクルームでは、そこもまた水害に遭うことも考えられます。

 

平地に設置してある、コンテナタイプの屋外型トランクルームであればなおさらです。

建物内にある屋内型トランクルームであっても、水害で立ち入り不可になる可能性もありますので、かならずハザードマップを確認することをおすすめします。

 

どうしてもハザードマップ圏外に適当なトランクルームがなければ、できるだけリスクが少ない場所を選ぶようにしましょう。

 

あるいは、複数箇所のトランクルームを契約するという選択肢もあります。

 

その場合、屋外型と屋内型のトランクルームをそれぞれレンタルするのがベターかもしれません。

 

屋外型トランクルームは屋内型と比較して割安で、同等の料金でより広いスペースを借りることができます。

荷物の保管割合の重点を屋外型におき、屋内型トランクルームにはすぐに補給できるだけの備蓄品を保管しておくという取り組み方です。

 

ただし、災害時の備蓄品を保管する場合の注意点があります。

トランクルーム内には、燃料類などを保管することは禁じられています。

そのためガスコンロのボンベや大量のマッチ、ライターの類いを保管しておくことはできません。

 

コストについては一概にはいえないものの、それぞれのタイプの最小スペースであれば、おそらくは月額1万円以内でおさまるのではないでしょうか。

 

もちろん、せっかく借りたトランクルームですから、備蓄品以外の用途にも使うことができます。

 

たとえば、災害時に必要とされる備品に衣類やタオル、毛布などがあります。

もともとトランクルームは、オフシーズンの衣服などを保管しておくのにぴったりのスペースです。

ですから、備蓄品だけを保管しておくのはもったいないことこのうえありません。

 

災害時を見据えながらも、上手にトランクルームを活用していただきたいものです。

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