高齢者を抱えたご家庭に考えて欲しいトランクルーム利用

2021年5月9日

高齢者

 

 

日本は、世界でも類を見ない超高齢社会へ突入しています。

 

内閣府が発表した「平成30年度版高齢社会白書(全体版)」によると、65歳以上の人口は3,515万人。

総人口に占める割合は27.7%に上ります。

 

日本人の高齢化が進んだことにより、高齢者施設の入居待ちという課題も浮き彫りになってきました。

 

地元の自治体に要介護や要支援の申請をしてのち、ケアマネージャーがついて在宅による介護や支援を受けるのか、あるいは高齢者施設への入居となるのか……。

高齢者の心身の状態によってそれぞれですが、高齢者施設へ入居申請してもすぐに入居できるケースは稀であり、ほとんどが順番待ちの状況になってしまうようです。

 

親族が高齢者施設への入居を考えているご家庭に、「これからのこと」を踏まえ、この入居待ちの間に考えていただきたいのがトランクルームの利用です。

 

親族の高齢者施設入居とトランクルーム──唐突かと思われるかもしれませんが、おそらく実体験した方であればお気づきになることがあるのではないでしょうか。

特に離れて暮らしているご家族であれば、ピンとくるものがあるかもしれません。

 

たとえば、ご両親が健在でどちらかが施設入居というとき。

この場合であれば、それほど急ぐことはありません。

しかし、どちらかかが一人暮らしをされている場合や、ご両親が揃って施設に入居となるとそうはいきません。

 

離れて暮らしていると、実家にある荷物の価値というものがまったくわからないからです。

 

荷物は自宅にそのまま残しておけばいいだろうというご意見があるかもしれません。

しかし、施設への入居となると長期間の不在は避けられませんので、盗難被害の怖れも出てきます。荷物によっては劣化や損傷してしまうといったことも考えられます。

 

施設の入居にともない、家やマンションを引き払うという選択肢もあります。

その場合でも荷物の整理は不可避。

考えたくはありませんが、将来的には死別することだってあり得ます。

そうなったときの荷物の整理は、思っている以上に困難を極めるものです。

 

高齢者のご両親や親族がいらっしゃる場合、事前に荷物整理を相談しておくことは、後々のことを考慮するととても大事なことになります。

一見するとなんでもないような荷物であっても、当事者にとっては思い出深い荷物であることもよくあること。

大切な荷物とそうではない荷物を区別し、把握しておくことはそうした意味でも大切なことになるのです。

 

判断に迷ってしまうのが、親族が使っていた道具類や服飾品などがあります。

 

親族がなにかの職人さんであった場合、使い慣れた道具はそれこそ宝物ということになります。

農業などを営んでいたご家庭でも、やはり様々な道具類への思い入れがあるかもしれません。

会社員であれば、愛着していたスーツやネクタイなども思い出が詰まっていることもあります。

 

荷物の価値というものは、人それぞれです。

同居しているご家族であっても、そこまでは把握できていないことが考えられますので、荷物を整理する前の相談はしっかりしておくべきかと思います。

 

ご両親が施設入居で自宅が留守宅になることを想定した場合、家電製品をどうするかがまず思い浮かびます。

テレビや冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、パソコンや電話などです。

家電製品はそれこそ盗難被害に遭いやすい品物になります。

 

盗難リスクに戻ると、留守宅に置いておくのも、トランクルームに預けるのもあまりかわらないのではと思われるかもしれません。

しかし、留守宅だとわかると盗難リスクは当然のこと格段にあがるそうです。

 

そうなると、トランクルームに預けた方が盗難リスクは減るのではないでしょうか。トランクルームは屋内外のタイプを問わず、防犯対策にもしっかり取り組んでいますので、留守宅に放置するよりは安心できるのではないでしょうか。

 

そこで荷物の量を考えると、適しているは屋外型トランクルームになりそうです。

ただし、屋外型トランクルームの場合、デメリットとして湿気などが心配という点があります。

収納力とコストパフォーマンスは高いのですが、家電製品が多い場合には不向きといえるかもしれません。

 

一方、屋内型トランクルームの方は、空調設備も完備しているところが多く、しかも防犯カメラの設置などセキュリティ対策がしっかりしているため、屋外型タイプよりは安心といえそうです。

 

この場合のデメリットとなり得るのが、大量の荷物を保管できるだけのスペースがあるのかということ。もし保管スペースがあったとしても、コスト面がクリアできるかです。

 

屋内型トランクルームでもう一つ問題となり得そうなのが、このタイプは都市部に多く、地方だと数が限定されることが考えられます。

 

将来的に使うかどうかわからない荷物だから……そう割り切って、収納力とコスト面から屋内型の広いトランクルームを利用する。

そのあたりをどう折り合いをつけていくかではないでしょうか。

 

トランクルームを利用するしないにかかわらず、高齢のご家族がいらっしゃるご家庭では、所有物をどう取り扱うのかをしっかりと話し合っておくことをオススメします。