屋内型トランクルームは害虫から荷物を守ることができる?

2022.09.22
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トランクルームは、お客さまの大切な荷物を預かるスペースです。

 

では、どんな荷物の保管が多いのかというと、夏冬ものの衣類や扇風機、こたつやストーブなどシーズンオフで使わない荷物。

本やCD、アルバムなど趣味やコレクション関係の品々。サーフボードやスキーといったこちらもシーズンオフでしばらく使わない荷物などが多いようです。

 

このなかでも多いとされているのが衣類。あとは書籍類や記念のアルバムなどを預けてらっしゃるお客さまが多いのではないでしょうか。

 

ここでトランクルーム利用の大事な基本はなにかというと、「保管している荷物はお客さまご自身が管理すること」です。

 

どうしてこんなことをと思われるかもしれません。

実はお客さまの管理が不十分だと、大切な荷物が損傷したり、破損したりするトラブルが多々あるからです。

 

その代表的なトラブルのひとつが、衣類にカビが生えたり、虫に食われたりすることです。

 

トランクルームの利用者で、衣類を保管されているお客さまは多いはず。

しかし、衣類はしっかり管理していないと、意外と傷みやすい荷物であるといえます。

まずカビの問題ですが、これは湿気が一因になって発生するトラブル。

コンテナタイプの屋外型トランクルームの場合、空調設備が整っていないところがほとんどです。

そのため、夏場などはトランクルーム内が高温多湿になりやすく、カビが発生しやすい環境といえるでしょう。

 

ですから、屋外型トランクルームに衣類を保管する際は除湿剤を使うなどして、湿度対策を徹底することがとても大事になってきます。

 

保管環境によっては紙製である本や雑誌などの書籍類、アルバムにもカビが発生することがあります。

しかも、湿度が高いと変色してしまうこともありますので、高温多湿の環境での保管はより注意が必要です。

 

カビの発生と並んで多い荷物のトラブルが、害虫による虫食いです。

 

虫食いというと、衣類だけだと思われがちですがそうではありません。

害虫によっては本やアルバムなど紙製品を食べることがあるのです。

 

まず衣類に穴を開ける害虫ですが、「ヒメカツオブシムシ」「ヒメマルカツオブシムシ」「イガ」「コイガ」の4種類が代表的なもの。

 

これらの害虫は衣類に卵を生みつけ、孵化した幼虫が生地を食べて虫食い穴を空けるのです。

 

このなかでも特にやっかいなのが、ヒメマルカツオブシムシになります。

ヒメマルカツオブシムシは毎年4月から5月ごろに大量発生し、その幼虫は半年以上絶食しても生きていられるほど生命力が強いといわれています。

しかも衣服にかぶせているビニール袋を食い破ったり、殺虫剤が効きにくかったりするそうです。

 

ヒメマルカツオブシムシと同じようにやっかいな害虫が、蛾の仲間であるイガの幼虫です。

イガは年に3回ほど発生しやすい時期があり、そのため通年をとおして害虫対策をとっていないとすぐに虫食い穴の被害ということになってしまいます。

 

これらの衣類を食べて虫食い穴を空ける害虫を「衣類害虫」と呼びますが、次に本などの紙製品に悪影響をおよぼす害虫を調べてみましょう。

その代表的な害虫が、意外なことにゴキブリです。

 

ゴキブリは本を食べることが多々あり、特に好物といわれているのが糊づけされた和紙だとのこと。

糊づけされている本や雑誌の背表紙が虫食い被害に遭っている場合、ゴキブリが犯人というケースが多いようです。

 

ただ、糊づけされている和紙の被害はゴキブリだけではありません。

「紙魚(しみ)」と呼ばれるヤマトシミも犯人候補。

 

そのほかにもシバンムシという害虫もいますが、こちらはトンネルを掘るようにして本に虫食い穴を空けていくのが特徴だといわれています。

 

このようにトランクルームに保管しておく荷物の種類で多い、衣類や書籍類は害虫被害に遭いやすい荷物といえます。

そのため、ご自宅やトランクルームを問わず、こうした荷物を保管しておく場合は除湿剤や防虫剤といった害虫対策グッズが不可欠といえそうです。

 

ですが、ご自宅の場合、押し入れやクローゼットはどうしても害虫が発生しやすい高温多湿の環境になりやすいともいえます。

 

高温多湿の環境を防ぐには、空調管理を徹底するのが大事。

しかし、押し入れやクローゼット内を常に換気し、室温と湿度を一定に保つためエアコンを24時間稼働させておくというのは現実的ではありません。

 

そこで害虫対策を含めた荷物の保管場所として適しているのが、屋内型トランクルームという選択肢も見えてきます。

 

屋内型トランクルームは空調完備が整っていて、室温や湿度が一定に保たれています。

そのためご自宅の押し入れやクローゼットよりも、害虫が発生しにくい環境ということができます。

 

ただし、屋内型トランクルームといえども、絶対に害虫による虫食い被害を防げるというわけではありません。

基本の除湿剤や防虫剤を用意するのはもちろんのこと、収納前に衣類を洗濯して清潔を保ったり、書籍類などは虫干したりするなどの事前準備が大事になってきます。

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