トランクルーム活用で荷物の整理は賢い主婦の選択肢
新型コロナウイルス感染症の影響は、多岐におよんでいます。
仕事に関してはテレワークやリモートワークの推奨などが代表的なところ。
在宅勤務が増えたこともあり、生活のサイクルやスタイルが大きく変化するのも当然です。
そこでふと思い出したのが、2020年2月から6月までの出来事です。
感染症が拡大しつつあった2月以降はマスク不足が取り沙汰され、また3月には緊急事態宣言の発令によって外出自粛が叫ばれていた当時のこと。
ドラッグストアやホームセンターから手指消毒の除菌剤やトイレットペーパー、ティッシュなどの生活用品が品薄状態になりました。
さらに巣ごもり需要が影響して即席麺やレトルト食品などの陳列棚もずいぶんと空きが目立っていたかと思います。
想像するにあの頃の時期、多くのご家庭が生活用品の備蓄に努め、普段以上にお部屋の荷物が増えたのではないでしょうか。
幸いなことにその後は生活関連物資の品薄という話はあまり耳にしませんが、当時の教訓を活かして備蓄意識が高まっているご家庭も少なくないのではと考えられています。
また、在宅時間が増えたご家庭であれば、自宅に持ち込んだ仕事関係の資料などの他にも趣味関連の荷物が増えているのではないでしょうか。
書籍類やDVD、お子さんがいらっしゃればゲーム機器やソフトなど。
その他にもソーシャルディスタンスを保てるレジャーとして人気のあるキャンプ用品やバーベキューセットなどを購入し、新たな趣味にしているご家庭が増えてきたというニュースも耳にします。
そんなわけで、ご自宅やお部屋を見まわしてみると、コロナ禍前よりも荷物の量が増えている──そんなご家庭も少なくないはずです。
となると、家庭内であと片づけの役割を担うのは主婦ということになります。
家族の在宅時間が長くなったことで家事全般の負担が大きくなったという声をよく聞きますが、荷物の整理整頓もその一つなのではないでしょうか。
ご自宅に物置きスペースや収納力のあるクローゼットや押し入れなどがあれば問題ないかもしれません。しかし、どこのご家庭でも増えた荷物の整理は頭の痛い悩みです。
そうした悩み解消の一助となり得るのが、トランクルームの活用です。
まずは賢い主婦の知恵と経験を活かし、現在ある収納スペースを有効活用してみる。それでも余剰な荷物が出てしまい、しかも捨てるに捨てられないとなれば、トランクルームの活用を考えてみるというのも、賢い主婦の選択肢の一つになるのではないでしょうか。
トランクルームには大きく分けて、①屋外に設置してあるコンテナタイプ、②ビルなどに入っている屋内タイプ、③荷物を送って運営会社に管理してもらう宅配タイプの3つがあります。
ここでそれぞれのタイプの長所と短所を簡単にまとめてみます。
①屋外のコンテナタイプ
<長所>
・他のタイプと比べて費用が安い
・収納力が大きい
・敷地内へ車で乗り入れることができるため、出し入れしやすい
<短所>
・高温多湿の環境であるため、荷物の種類によってはカビやサビなど劣化の怖れがある
・郊外に設置されていることが多く、敷地内にだれでも入ることができるためセキュリティ面が不安
②屋内タイプ
<長所>
・空調設備が整っているトランクルームが多く、荷物の保管環境は安心
・防犯カメラや入管制限などのセキュリティ対策がしっかりしているトランクルームが多い
・町中にあることが多いため、荷物が必要になったときすぐ取りに行ける
・屋内にあるため天候を気にすることなく荷物の出し入れができる
<短所>
・屋外のコンテナタイプと比較し、料金が高め
・駐車場スペースが限られていることが多く、大きな荷物の出し入れに不便
③宅配タイプ
<長所>
・貴重品など高額な荷物をしっかり保管してもらえる
・荷物を宅配で送るため、収納の手間暇がかからない
<短所>
・料金が他のタイプと比べて高い
・荷物の出し入れに時間がかかる
このようにトランクルームのタイプによって一長一短があります。
貴重品や美術品といった高価な荷物であれば、宅配タイプがおすすめです。
しかし一般的なご家庭であれば、そうした荷物よりもスペースを取っている荷物の整理整頓が主目的になってきます。
それであれば、コンテナタイプか屋内タイプのいずれかが選択肢になってきます。
どちらのタイプを選択するのかの基準になるのが、保管する荷物の量と種類になります。
コロナ禍で購入したキャンプ用品やバーベキューセットといった、比較的かさばる荷物が多いようであれば、第一選択肢は屋外のコンテナタイプがおすすめです。
コンテナタイプは安価で広々としたスペースを確保できますので、季節ごとに入れ替える荷物を保管するのにも便利です。
車用品や自転車なども収納できるところもあり、庭先や玄関などでスペースを取っている荷物の保管にもぴったりです。
ただし、保管環境が外気温や湿度などに左右されるため、高温多湿に弱い衣類やゲームソフトなどの保管は注意が必要です。
その点、荷物の種類を選ばず、しかも利便性が高いのが屋内タイプです。
空調設備を完備しているところが多いため荷物の保管環境も安心といえます。さらにセキュリティ面もしっかりしていますので、安心して荷物を預けることができます。
コンテナタイプと比べれば若干費用は割高になりますが、保管する荷物の安心感は屋内タイプに軍配です。
広さも半帖ほどの小スペースから何帖もの広いスペースと荷物の量によって選択できますので、荷物の種類によってはこちらを第一選択肢にするのがいいかもしれません。
賢い主婦の視点から、費用対効果を勘案しながらコンテナタイプなのか、それとも屋内タイプなのかを選択してみてください。